【図書館通信 2026_01】 上池袋図書館へ行こう!
2026/7/16
本校から徒歩10分ほどに位置する豊島区立上池袋図書館が、6月6日にリニューアル・オープンしました。再開を前に図書総務の生徒で館内の見学をさせていただきましたので、そこで館長さん・副館長さんから伺ったお話も交えて紹介します。
1 新しく実験的な「図書館」
各階ごとに空間の使い方に特色を持たせています。主に子どもや10代をメインターゲットとした1階「にぎやかなフロア」は、子ども~10代向けの蔵書(漫画もあり)をまとめただけではなく、声を出してのおしゃべりを認め、靴を脱いで上がることができる読み聞かせにも対応したスペースや、飲食可能なラウンジ、壁面を利用した展示スペースなど、本を中心として人の交流を促すことを期待した空間になっています。一方、2階「静かなフロア」には自習席やPC使用席が整備され、読書・自習・調査に集中できる従来的な図書館として、1階と性格を異にしています。また地下の多目的フロアには、3Dプリンターやレーザーカッターなどを使用してのものづくり体験ができる「ファブスペース」(ワークショップスペース)が設置され、小中学生を中心に無料で利用できます(制作例が写真に写っています)。

一人で本や自分の勉強と向き合う、飲食は厳禁――これまでの図書館は、声にせよ作業音にせよ、音を立ててはいけない場所ともされていました。新しい上池袋図書館の試みは、そうした図書館のイメージを一新するものです。この図書館でこれからどのような人の流れが生まれ、どんな出来事が生みだされていくのか、楽しみです。

2 ゆとりある空間
本があって机と椅子があれば図書館? そんなイメージとは一線を画す図書館に生まれ変わりました。空間自体のゆとりに加えて印象づけられるのは、さまざまな座席が来館者を待っているということ。通常の座席のほか、2階の大きな窓に向いて据えられた、体を包み込む座席、子ども向けスペース「おはなしのへや」の小さなかわいらしい椅子、木材で囲まれたような自習席、防音性をもたせたついたてで隣席と区切られるPC席、そして特徴的な電車席(次項参照)など、この空間にいること自体が楽しみやくつろぎをもたらす図書館です。



また、今回のリニューアルのコンセプトは、「みどりに囲まれたにぎやかな図書館」。隣接する上池袋さくら公園との連続性が感じられる図書館です。2階からは公園の緑が見え(春には桜が見えるはず)、1階にあるテラスでは空の下で公園を眺めながら本を読むこともできます(イベントでの活用も検討しているそうです)。建物の外観と合わせて、この場所に溶け込んだ図書館になっています。
3 鉄道と図書館
豊島区の区立図書館には、各館ごとにシンボルマークがあるのは知っていますか? 上池袋図書館はSL。これは、この図書館が旧国鉄電車区の跡地に建設されたためです(今も図書館の裏は池袋電車区で、電車の引き込み線があります)。そのため上池袋図書館は鉄道に関する本を集めているという特色を持ちます。また、今回のリニューアルでは、かつてこの近くで埼京線と東上線の上に架かっていた「堀之内跨線人道橋」の橋脚(古いレールを再利用したもの)の現物の一部が、地下1階に展示されています。また、閲覧席の一部は電車のボックスシートを連想させ(その名も「電車席」!)、鉄道と縁の深い図書館ならではです。


図書館長さんからは「多くの巣鴨生さんの利用をお待ちしています」とのお言葉をいただきました。上池袋図書館は本校からは徒歩圏内です。一度足を運んではいかがでしょう。(館長さんはじめ図書館スタッフの方々、当日はいろいろとありがとうございました。)

